本誌の95号(2001年9月発行)と96号(2002年1月発行)で、CMS(カラー・マネージメント・システム)と「標準印刷」についてご紹介しました。当時は、プリプレスのデジタル化は進んだものの、わが国のCTP普及率がまだ20%にも満たない時期で、実際の印刷部門へ送られる刷版は、従来のフィルムから焼き付けたアナログ刷版が大多数を占めていました。ほとんどの印刷会社で刷版の品質が安定しない、このような状況下では、本格的にCMSに取り組むことができたのは、一部の印刷会社だけでした。
しかし、2005年にはCTP普及が50%を超え、2006年末には約60%に到達すると言われています。原稿作成から刷版出力までのプロセスがデジタル化されるに至り、あらゆる印刷会社がCMSに取り組むことが可能となっています。ただし、CMSを実施するためには、本誌95・96号で紹介している通り“標準印刷”を実践することが必要であり、この“標準印刷”こそCMS実用化の鍵となります。
このような環境変化への対応するため、三菱重工では、昨年5月より印刷機械トレーニングスクールの新メニューとして、「CMS教育コース」と「印刷標準化実技コース」を定期的に開催、お客様の本格的なCMS導入をサポートする体制を整えました。
本号では、CMSと「標準印刷」の実践とは何か、具体的にどのようなことを実施するのかについてご紹介します。 |