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ワンパス両面枚葉機の場合、排紙部における乾燥していない裏面の傷入りや汚れ対策は、印刷品質を保証する上で重要なファクターとなる。
そのためXPシリーズでは排紙部における傷や汚れの発生原因を、以下のように分析・特定し、その対策を実施した。
1 排紙軸部での紙あばれ対策
排紙軸部で紙あばれが発生する原因は、排紙軸の胴径が小さいため、その上を通る紙が大きく湾曲することと、紙のシリンダー搬送からチェーングリッパーへの移行時に紙の搬送速度が減速することである。XPシリーズでは、排紙胴と同じ倍胴の排紙軸を採用することで紙の湾曲を抑え、チェーングリッパーへの紙の受渡しを減速することなく行うことで滑らかな受渡しを実現し、排紙軸部での紙あばれを防止した。
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2 水平搬送部での接触防止対策
水平搬送部においては、紙が紙ガイド等に接触することで、印刷面に傷や汚れが発生する。
XPシリーズでは、紙を支える棒ガイドの位置をドブ位置にリモコンでプリセットでき、さらに棒ガイド間にはチャンバーガイドから水平に噴射されたエアークッションエリアを設け、紙の垂れ込みを防止している。このエアークッションは、ベルヌーイ効果(※2)により紙の浮き上がりを抑えつつ、ガイドに沿って紙を搬送できるため、紙あばれも防止している。
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3 真空吸引車での紙垂れ対策
真空吸引車は、排紙部での紙揃えのために、紙にブレーキをかける装置である。しかし、ドブ幅の制約から真空吸引車の幅が狭い場合には、(1)真空吸引車間で紙が垂れるため、印刷物に傷が入る。(2)両端の真空吸引車から紙が外れ、紙のブレーキ力が低下し、紙揃えが悪くなる−−という問題が生じていた。XPシリーズでは各々の真空吸引車の間に吹上げ装置を搭載することで、幅の狭い真空吸引車でも紙を安定して搬送させ、確実なブレーキングによる紙揃えを可能にした。
さらに、吹上げ量や吹上げ装置の位置はリモコンでプリセットできる。
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