これまで国内市場ではダブルデッカータイプの両面枚葉機が数多く納入されているのに対し、欧米市場では、反転機構付の両面兼用機の需要が多くなっている。両機種ともそれぞれ長所、短所があるため、お客様のニーズにあわせて導入されてきたものと思われる。その中で当社では一昨年2月に裏面印刷後に紙を反転することなく表面の印刷を行うユニークな機構をもった両面枚葉機TPシリーズ(タンデムパーフェクター)を発表した。TPシリーズは現在まで国内外に既に40数台の機械が納入され、用紙や印刷品質への制約条件が最も少ない両面枚葉機として高く評価されている。
 ここで3種類の両面枚葉機について、その特長を整理してみる。

1  TPシリーズ:タンデムパーフェクター
 TPシリーズは、裏刷ユニットと通常の片面機を連結ユニットで接続したシンプルな構造が特長である。TPシリーズでは用紙を反転しないため、刷版や用紙に対する制約や印刷条件は片面機と同等である。また標準仕様機では通常の片面機と同じ0.04〜0.6mmの紙厚に対応でき、厚紙仕様機では0.2〜0.8mmまでの厚紙印刷が可能となる、世界で唯一の両面枚葉機である。

2 Rシリーズ(反転機構付片面・両面兼用機)
 Rシリーズは、簡単な切り替え操作(弊社機は完全自動)で両面印刷と片面多色印刷ができるフレキシビリティーが特長である。ただし両面印刷の場合には、用紙を反転するために、用紙の断裁精度や刷版の運用面で制約がある。

3XPシリーズ(ダブルデッカータイプ):クロスパーフェクター
 XPシリーズは、コンパクトなデザインと表裏の印刷品質差が少ないことが特長である。しかし表裏を交互に印刷するため、紙伸びによる見当不良(ファンナウトなど)が従来のダブルデッカータイプでは発生しやすかった。(XPシリーズでの対策は後述)



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▼両面印刷の高生産性が両面枚葉機市場の急成長を促進 ▼蓄積された両面印刷のノウハウ ▼両面枚葉機の特性
▼XPシリーズの開発コンセプトと基本構造 ▼見当精度の向上 ▼排紙部における傷入り対策
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