バリアブル輪転機には、次のようなメリットが考えられる。

カットオフに関わる制約がない
 官庁の広報、教科書等で時々サイズが変わるという噂が出るが、この場合でも、新たに違うカットオフの機械設備を導入する必要はなく、経営的に安心である。
 また、国内の既設商業オフ輪の64%はB縦半裁でA横全判は12%であるが、印刷需要は、A系列が増えたり、B系列が増えたりして変化し、時には設備不足の問題が発生するが、バリアブル輪転機は、このような問題に柔軟に対応できる。
 さらに仕上がりサイズが自由に選択できるので、営業の提案領域が拡大して、受注拡大に繋げることができる。つまり、変形本の提案や、印刷品質によっては枚葉機の仕事を取り込むことも可能となる。

総合稼働率の向上
 A系列の仕事とB系列の仕事は繁忙期が違うと言われており、時期によっては印刷機が遊ぶ可能性が出てくるが、繁忙期に合わせてカットオフを変えることで、仕事の山谷を緩和し、年間を通じて最大限機械を稼働させることができる。

運転中損紙の低減
 ピンレス折機を採用しているので、ピン代7mmが不要となり、標準カットオフも7mm短縮可能である。つまり、B縦半裁は546→539mmに、A横全判は625→618mmに短縮することで、運転中の損紙を1%強低減できる。また、天地長さの異なる出版物で、仕上がり寸法に合わせてカットオフを選定すれば、同じように運転中損紙を最小限にすることができる。


▼インデックスへ戻る
▼バリアブル輪転機のメカニズム ▼バリアブル輪転機のメリット