下図は、ワークステーションまでのプリプレス作業を除くデジタルワークフローを示す代表的なフローチャートです。
 全てのスタートは、プリプレスの画像を出力するRIPであり、このRIPから3つのルートにデータを流します。
 1つ目はCTPへ送って刷版を出力し、印刷機で印刷物を出力するルート。
 このルートでの注意事項は、まずCTP出力に関しては出力特性を固定しておくことです。
 運用上、フィルム出力との共存を図るために焼き度状態を出力特性でフィルムに合わせる場合やデータ通りにリニア出力する場合などがありますが、どちらかひとつに固定しなければ混同しフローが複雑化します。
 つぎに現像処理の管理による網点再現性維持の問題があります。印刷機では、インキ種類を固定する、湿し水を管理する、ブランケットの硬化を管理するなど資材環境を整えることと、温度・湿度の管理、ローラの温調など印刷環境を整えること、さらには爪周りの清掃、グリスアップ、ローラニップ、印圧調整など印刷機のメンテナンスを定期的に実施する必要があります。
 2つ目のルートは、CMSソフトを通してDDCPに出力するルート。
 このルートの重要な点は、CMSソフトのプロファイルの管理です。DDCP自体の再現性を維持すること(プロファイルの確認)はもちろん必要ですが、実機での印刷条件(特に紙の種類)に対して事前に正確なプロファイルを取得して、反映することが重要です。
 3つ目のルートが、今回のテーマであるAPI変換関数を通るルートです。
 まずCIP3規格に従って画像情報をPPFデータとして出力します。それを各印刷機メーカが所有する画線率コンバートサーバ(当社ではPPCサーバと言います)に送ります。PPCサーバでは、低解像度の絵柄情報をインキキー幅に対応した画線率情報に変換し、最後に画線率データからインキキー開度のデータにAPI変換関数を使って変換、インキキー開度をプリセットして印刷を行います。このプリセットによって印刷された印刷物と校正刷りとの色を合わせるためには、API変換関数を精度よく決めておく必要があります。

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