APIシステムの開発によって大幅な準備時間短縮やスキルレス化を達成しましたが、刷版絵柄面積率計の計測精度の問題や印刷機の色再現性が不安定なこと、さらに基準の無い色校正などの問題によって、完全なプリセットまでは行えず、印刷オペレータによる校正刷りに合わせた色の微調整が必要でした。
そのため、API変換関数を精度よく設定しても、周りのその他条件がばらつくことによる誤差が大きいため、その効果が充分に得られませんでした。
しかし、近年、前述したCTPの出現、CIP3の普及、カラーマネージメント技術の進歩や印刷機の色調安定性能の向上によって、周辺の環境が整備されると共に色を標準化する(=標準濃度で管理する)ことの有効性が改めて認識され、API変換関数をより精度よく設定することで、インキキーのプリセット精度が向上し、印刷後の色調整をほとんど無くすことが可能となりました。
この結果、API関数の最適化がさらなる準備時間短縮や損紙低減、また標準印刷の実現に大きな意味を持つようになりました。 |