JAPAN COLORは、日本国内で組織されているISO/TC130国内委員会(印刷技術)(以下TC130国内委員会という)が中心になって制定作業を推進している。
 ISOと言えば、印刷業界でも、品質管理のISO9000シリーズが有名で、すでに認証を取得したり、取得にチャレンジしている印刷会社も少なくないので、ご存知の方も多いと思うが、正式名称は国際標準化機構(International Organization for Standardization)といい、各国の代表的標準化機関から成る国際的な組織である。
 1995(平成7)年に発効したWTO/TBT協定(貿易の技術的障害に関する協定)では、加盟国が国家規格を制定する場合には、ISOなどの国際規格をベースとするとしており、世界経済のボーダーレス化が進む中、ISO規格の重要性がますます高まっている。
 TC130国内委員会は、これまでも印刷の色標準に関する規格をインキ、紙、印刷などの関連業界団体の協力のもとに制定、インキ、用紙、ベタ色、網点印刷物を含めた「ジャパンカラー」と称するオフセット枚葉印刷における日本の色標準ツールを作成してきた。
 そして2001年には、CMSの実用化など、印刷業界のニーズに応えるために、日本印刷学会と協力してISO12647│2(以下ISO規格という)に記載されている5種類の印刷用紙のうち、主としてオフセット枚葉印刷で使用されるアート紙、マットコート紙、コート紙、上質紙の色標準印刷見本として「JAPAN COLOR色再現印刷2001」を作製した。
 これは、これまでの「ジャパンカラー」をベースにバージョンアップしたもので、色分解、プルーフィング(DDCP、リモートプルーフ)、印刷(アナログPS版、CTP、DI、オンデマント印刷)などの分野だけでなく、データ交換、カラーマネージメントなどの分野においても利用できる色の共通指標となるものである。


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▼ジャパンカラーはこうして制定された ▼「ジャパンカラー」の構成
▼どのように使うのか? ▼むすび