07.09.13 発行 オフセット枚葉印刷機の新シリーズを発売

 

三菱重工業は、枚葉印刷における印刷工場 の実生産性向上を目的とした、オフセット 枚葉印刷機の新シリーズの第1弾として、 菊全判枚葉印刷機「DIAMOND300」 を開発、本年9月21日から開催される IGAS2007で一般公開を行い、全世界 市場向けに販売を開始する。

枚葉印刷は、折加工までを一貫して行い 生産性の高いオフ輪や小部数のオン デマンド印刷に適した特性を持つデジタル印刷との競合が多くなってきている。 その為に、本来枚葉印刷の有する印刷品質の高さや多様性などを強調して差別化することで、 付加価値向上を図る必要があり、機械メーカとしては、デジタル技術を応用した品質管理やイン ライン加工などの充実でサポートしている。
一方、枚葉印刷の大半を占める商業用の印刷物における多品種・小部数化の傾向は、印刷機の 準備時間や調整時間などの機械停止時間を増加させ、相対的に印刷工場の稼働率を低下 させている。

三菱重工では、多品種・小部数を前提にした枚葉印刷の生産現場で、如何にして実質的な 生産性を向上させるかをメインテーマとして、“機械的要因による機械停止時間をミニマム化 することで、実稼動時間を向上させて売上拡大を図る”、“使い易さや安全性を極め、オペレータ に優しく、環境にもやさしい”機械を“かっこよく”実現することを考えた。 換言すれば、「Performance」、「Styling」、「Friendly」をキーワードに、新シリーズは開発 された。

DIAMONDは、これまで販売して来たNew DAIYAシリーズの後継機であるが、New DAIYA で培った技術をベースに各部の機構や装置を改良すると共に、機械の外観や操作パネルには、 機能美と造形美を併せ持ったスカンジナビアンデザインの思想を取り入れた。

DIAMOND300の主なる特長は次の通りである。

  1. デザインは、“ソフト・ジオメトリック(柔らかな幾何形態)”と言う北欧デザインの思想を取り 入れた。 北欧デザインの特徴であるシンプル&モダンな造形をベースとしながらも、大胆な カッティングや緩やかなラウンドフォルムなど人間工学的なアクセントを散りばめ、良好な アクセス性と操作感を、日本と北欧インダストリアルデザイナーと三菱重工の設計陣の コラボレーションにより実現している。
  2. 安全対策として、各パートに設置されたLEDライトや音声ガイダンスによって、機械の状態 を知らせる機能が搭載されている。
  3. メンテナンスを容易化して、印刷面への汚れなどの不良事故や機械の故障の発生を 極小化するために、無給油ベアリングの採用や爪軸やチェングリッパ軸のトーションバー化、 給油箇所の頭出し、自動給油の採用、湿し水舟をスライド方式として清掃容易化を可能と するなど様々な対策を実施した。 また、余剰パウダを回収、機械内に蓄積されない様にするため、パウダ回収効率を高める 機構を排紙部に内蔵した(集塵装置はオプション)。
  4. 操作性の向上として、ベンダレス版万力の採用や刷版交換装置の改良、排紙プリセット などプリセット機能の充実や一括準備、片付けモードなどのウィザード機能の更なる充実を 図った。
  5. 新開発の全色同時全自動版交換装置やインキキー調整に変わる新しい色調整インター フェイスDiamond Color Navigatorなどもオプションとして搭載が可能である。
基本仕様
最高印刷速度 16,000枚/時
最大適用紙範囲 720mm × 1,020mm / 750mm × 1,050mm
最小適用紙範囲 360mm × 540mm
紙厚範囲 0.04mm 〜 0.6mm
最大印刷寸法 730mm × 1,020mm / 740mm × 1,050mm

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