07.01.22 発行 2007年のご挨拶

三菱重工業株式会社
取締役執行役員
紙・印刷機械事業部長
和木坂 史生

明けましておめでとうございます。平素は弊社印刷機械に対し、格別のお引き立てを賜り有り難く厚く御礼申し上げます。

近年のデジタル技術の進化は、印刷技術に大きな変化を与え、またインターネットなどのIT技術の進展は、先進国の少子高齢化や、グローバリゼーションの急速な進展などと相俟って、印刷産業を取り巻く社会環境にも大きな変化をもたらしております。このような環境下で、弊社と致しましても、印刷機械事業に対して『技術で勝負! 品質で信頼!』をスローガンとして掲げ、技術に立脚した弊社のスタンスを明確に打ち出すとともに、お客様に確かな未来を提供する為の技術開発を推進して参りました。更に、「Contributions for your success〜成功への貢献〜」の実現に向けて、お客様のニーズにどのようにお応えしていくかを日々考えております。

特に現在の社会情勢において、成功のためには避けて通ることができない「環境問題」についても、環境負荷低減の世界共通語となりつつある「MOTTAINAI」をキーワードに、「自然環境」の改善のみならず「経営環境」や「社会環境」の改善にも繋がるという「3つの環境問題」の改善を目指した技術開発を進めて参りました。その成果として昨年、日本国内では、1台でカットオフをA1〜B2サイズの間で自由に変更できる画期的な商業用オフセット輪転機「LITHOPIA MAX-V」の営業運転をご覧頂き、絵柄の面取りで発生する損紙を削減することで自然環境への負荷低減をご提案致しました。またパッチレスで絵柄を直接読み取ることができる新型の絵柄色調管理装置「MCCS-V」は、色合わせにおけるオペレータの作業負荷を軽減し、印刷工程の安定化による経営環境の改善に貢献しております。そして、オペレータの熟練度に関らず誰でも自在に印刷機械のインキキーをコントロールできる弊社の最新技術「新色調インターフェイス」が、レススキル化を求める社会環境の要請に対応して参ります。本年は日本にてIGAS2007、来年はドイツのdrupa2008と、ビッグイベントが 控えておりますが、弊社はこの「自然環境」「経営環境」「社会環境」という3つの環境問題の改善を図り、更にお客様のお役に立てる新製品・新技術をご披露致しますので、どうぞご期待下さい。

安定した印刷品質で評価を頂いている弊社の主力機種に関しても、枚葉機のタンデムパーフェクター(TPシリーズ)、そしてシャフトレス商業用輪転機(MAXシリーズ)が昨年中にお蔭様でそれぞれ100台を大幅に超える出荷となり、弊社のヒット商品に育って参りました。これもひとえにお客様からの厚いご指導・ご鞭撻の賜物と改めまして感謝申し上げます。

最後になりましたが、これからも世界中のお客様の印刷環境がより快適になるよう、お客様とのコミュニケーションを大切にし、たゆまぬ研究・開発に裏づけされたより高次元の完成度を備えた印刷機械を目指し、努力して参りますので、引き続きご指導ご鞭撻を賜ります様、宜しくお願い申し上げます。


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