
|
| 三松堂印刷株式会社 殿 |
|
| New DAIYA408TP |
三松堂印刷株式会社(東京都板橋区)は、本年2月に同社板橋工場に納入した四六全判タンデムパーフェクター(New DAIYA408TP、表4色/裏4色刷)による"水なし印刷"の実用運転を開始したことを発表しました。
"水なし印刷"は、1970年代後半から実用化され、湿し水を使用しないことから、品質安定性、作業負荷減少、環境対応にも効果があり、また版構造が平凹版であることからドットゲインの抑制、均一化、高品質、高濃度などがメリットとされておりましたが、版材や専用インキのコスト等の問題もあり幅広く普及するに至っておりませんでした。
しかし、昨今の地球環境保護に対する関心の高まりを背景に、『環境にやさしい印刷方式』として印刷先進国で注目を集め、採用する印刷会社数も徐々に増えつつあります。
とりわけわが国は水なし印刷の先進国でもあり、約1,000社が導入していると言われています。
当社の両面印刷機での水なし印刷は国内において、2002年12月に文祥堂印刷株式会社に納入した反転機構付きのNew DAIYA108R(菊半裁)などで実用化されておりますが、タンデムパーフェクターによる水なし両面印刷は、今回が初めての試みであり、今後の展開が注目されております。
三松堂印刷の矢部社長はTP+水なし印刷の導入の目的と現状の成果について、記者会見で次の様に話されました。『現在、印刷業界は、市場での生き残りを賭けた厳しい状況にあります。この状況に対応しながら、収益をあげるパワーを持った機械設備と新しい時代に応えられる企業環境を作ることが重要と考えておりました。当社は枚葉工場と輪転工場を持っており、昨今の多様なニーズに対応して枚葉のもつ柔軟性と輪転のもつ生産性の両方を満たす生産方式を探していましたが、それに限りなく近い生産方式がこの"タンデムパーフェクター"でした。そこで、本年1月の本社移転を契機に、タンデムパーフェクターを導入して、併せて"水なし印刷"を実施することとしました。実用運転開始後3ヵ月ですが、既に印刷品質、生産性、環境対策の面で着実に成果が得られており、後工程にも良い影響を与えております。』
また、板橋工場の渡辺課長は"タンデムと水なし"の成果を具体的に次の様に述べられております。
| 『 |
@ |
見当精度・表裏見当精度の向上 |
| |
|
TPのシリンダー配列と水による紙伸びが無いことからファンアウトによるトラブルが無い。反転しないので表裏の見当精度も高い。 |
| |
A |
インキ濃度が安定
湿し水が原因の過乳化現象によるトラブルがなく、インキ濃度が安定。 |
| |
B |
コスト低減
損紙の削減、薬品類(刷版現像液、IPA、H液など)が不要、廃液(洗浄剤、現像液など)処理費用が不要。 |
| |
C |
環境への配慮
Bの薬品類の使用量の減少及び廃止による環境改善。 |
| |
D |
生産性の向上
ブランケットパイリングが少ないので、ブランケットの洗浄回数を減少できる。 |
| |
E |
印刷品質の向上
ドットゲインが少なく、インキが盛れるのでコントラストが良い。 』 |
| |
|
以 上 |
なお、"水なし印刷"に関する詳しい情報は下記のTORAYカスタマーサポートに掲載されております。
http://www.waterless-print.com/support/support_data.html
|