三菱重工新型両面印刷専用オフセット枚葉印刷機“タンデムパーフェクター”を新発売

 三菱重工業は、このほど新しい発想に基づく新型両面印刷専用オフセット枚葉印刷機を開発、その第1号機を田中産業株式会社(さいたま市)殿に納入した。

 新型機は、“タンデムパーフェクター(Tandem Perfecter)”と名づけたユニークな機械構成の両面刷専用印刷機で、裏刷専用ユニットで裏面を印刷したあと、新開発の連結ユニット(乾燥装置取付可能)で通常の片面印刷機に繋ぎ表面を印刷する方式で、片面印刷機と同等の印刷品質が確保できるだけでなく、ワンパスでの厚紙印刷も可能にする。
 今回販売を開始したのは、菊全判用の“DAIYA300TP”と四六全判用の“DAIYA400TP”の二種類。

 当社は、すでに、両面同時印刷用の枚葉印刷機として反転機構による片面/両面印刷兼用機(New DAIYA 100R/300R)や両面刷ユニットからなる専用機(DAIYA300P/400P 等)を販売しているが、従来の反転機構付兼用機や両面専用機の場合には印刷条件や印刷資材選定などに、制約が生じる場合があったが、新型機はこれを排除し、限界とされていた高印刷品質や高生産性を実現するとともに作業性の向上を図ったものである。
 田中産業株式会社に納入した機械は、四六全判の裏2色、表8色刷機で主にパッケージング関係の印刷に使用される。

“タンデムパーフェクター”の主たる開発の狙いは下記の通りである。

(1)高生産性の実現
  ・ 毎時 13,000枚の高速印刷を可能とした。(両面にUV乾燥装置を取付けても、同じ)
  ・ 面付け制限、紙尻側の非印刷長の制限、更には用紙の断裁精度などの制約を排除した。
  ・ 0.6mmまでの厚紙両面印刷を可能とした。
(2)高印刷品質の実現
  ・ 色間見当精度の確保
(ファンナウト対策、印刷中のバックテンションを構造的に排除)
  ・ 表裏見当精度の確保
(印刷中のバックテンションを構造的に排除)
  ・ 表裏印刷品質が同じ
(乾燥装置取付の場合、セラミックジャケット不要)
  ・ 表裏ともOPニスコーティングが可能
(3)信頼性、作業性の向上
  ・ 表刷ユニットは従来機と同じ
  ・ 裏刷ユニットも従来機と同じ設計思想(逆くの字、倍径圧胴)
  ・ 同床式のため昇降作業が不要
  ・ 新開発の連結ユニットは印刷面にこすれや汚れが発生しない吸着式3倍胴(四六全機の場合は倍胴)シリンダーを採用

主仕様
  菊全判
「DAIYA300TP」
四六全判
「DAIYA400TP」
最高印刷速度 13,000枚/時 11,000枚/時
最大紙寸法 1,020×720mm 1,120×820mm
紙厚範囲 0.04〜0.6mm
厚紙専用機の場合は0.2〜0.8mmも可能

トップページへ ニュースインデックスへ