広い敷地に広がる心地よい空間、工場がプレゼンテーションの場

2007年3月、米沢オフィス・アルカディアに全面移転した新社屋・工場。
来客を迎える広々とした
玄関ロビー。
大きな窓による明るい室内が印象的なDTP室。
 山形県米沢市。山形県の最南端に位置し、最上川の源である吾妻連峰の裾野に広がる米沢盆地に位置する風光明媚な都市である。米沢駅から西へ1.7kmで上杉謙信公を祀った上杉神社を訪れることができるが、駅を挟んで東へ1.3km行くとソフト・研究開発型産業集積地区として米沢市が開発中の米沢オフィス・アルカディアがある。
 その一角の約1万7千平方メートルの敷地に建つ青葉堂印刷の新社屋・工場は、東京から新幹線で2時間10分、駅から歩いて10分という立地で、東京からのアクセスも容易だ。
 玄関ロビーに足を踏み入れると、広々とした空間が心地よい。事務所や工場内を訪れると、社員一人ひとりが「いらっしゃいませ」と元気な挨拶で迎えてくれる。社員教育が行き届き、活気にあふれた社内の雰囲気が伝わってくる。
 出迎えてくれた中村社長に、まずこの新社屋・工場について、お話を伺った。
 「この近くに以前の社屋・工場がありました。そこでの増築というプランもあったのですが、2〜3年すると手狭になってきて、後悔が残ると決断し、この研究開発向けの工業団地に新社屋・工場を建設したのです。現在は東京の仕事も増えてきていますし、山形新幹線の米沢駅から近いこの立地はプレゼンテーションの場として最適です」
 社内の廊下は3メートルの幅をとり、玄関ロビーをはじめ、食堂、休憩室、会議室、来客用のプレゼンテーションルーム、各作業ルームも広々としてゆとりがある。廊下から室内が見える大きな窓が開放感を演出している。屋外に向かった窓も大きく取られ、米沢の自然が目を楽しませてくれる。1日当たり10万冊のカレンダー生産能力を備えた工場は整理整頓が行き届き、三菱重工の印刷機が整然と並ぶ。製本工場も機器が効率的に配されている。訪問した11月上旬はカレンダー生産の最も忙しい時期だったが、工場内は整理整頓されており、整然と生産されている印象を受けた。中村社長が言われる「工場そのものがプレゼンテーションの主役」という意図が訪問するお客様にしっかりと伝わっていることが解る。
 この新工場では、企画・デザインから出荷までカレンダーの一貫生産体制が構築されている。
 同社では、既成カレンダー、オリジナルカレンダーの製造・販売を中心に、一般商業印刷、事務用印刷、タオル・ライター・ティッシュ・その他名入れグッズの製造・販売を行っている。
 同社の売り上げの約2/3を占めるというカレンダー生産に特化した経緯を伺った。