「当社の工場は手狭なため、片面印刷をして乾燥を待つスペースのゆとりが無く、両面印刷なら、ダブルデッキ(2階建)タイプの選択は必然でした」と語る山田社長。2003(平成15)年に他社製の両面4色/4色機を導入した。その時点で三菱には、設置長さの短いダブルデッキ型両面機が無く、仕方の無い選択であったと話された。2006(平成18)年11月、満を持して、三菱重工のワンパス菊全判両面2色/2色刷印刷機New DAIYA 304XPを導入する。
コンパクト性と高印刷品質を実現した同機の導入により、同社の工程のほとんどがワンパスで終了するようになった。
「2色×2色の機械はおもしろいですね」と山田社長は、そのメリットを列挙する。
「1色×1色の印刷物でも、片面4色機と同程度の売り上げが期待できます。これは準備時間の少なさが大きく影響しています。見当精度が高まっているため、見当合わせの手間がほとんどありません。これは非常に良い点ですね」
これからは印刷単価のアップを狙って、コート印刷にも力を注ぎたいという。コート印刷をターゲットにすると、印刷品質が問題になってくるが、New DAIYA 304XPは表裏の印刷品質差がなく、きれいな仕上がりだという。
「大卒の入社2年目のオペレーターが機長として使いこなしています。非常に使いやすいですね。この使いやすさは素晴らしい」と山田社長は優れた操作性を高く評価する。
山田社長は、三菱重工の印刷機全般についても、「Fシリーズに搭載されたブランケット自動洗浄装置と、刷版自動交換装置は画期的な技術だ」と評価する。
「作業時間が短縮され、若い経験が少ないオペレーターが使えるようになったメリットは大きいですね。ブランケットウオッシャーという厳しい仕事からオペレーターを解放し、手も作業服も汚さずに作業ができるのですから」と自身のこれまでの経験を振り返りながら語った。 |
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| 入社2年目の機長がオペレーションするNew DAIYA 304XP。 |
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| 「自らは手を出さず、オペレーターの相談を受け止めるようにしています」と語る、粥川 彰工場長。 |
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| 今年のテーマ「見える化」の社内ポスター。 |
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| 1色、2色の封筒関係はフィルムのほうが効率的なため、アナログ製版設備も残している。 |
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