5色機という選択で新たな付加価値を追求するLITHOPIA BT2-800SSS。

 三菱重工の商業用オフセット輪転機LITHOPIA BT2-800SSSを5色機で導入した狙いについて伺った。
 「設備投資は、他社にないものを入れないと意味がありません。1色分で付加価値を付けようと考えました。米国では出版を中心として、商業用オフセット輪転機は6色機、7色機が当たり前の世界。日本でも、例えばチラシにしても、もう1色加えて、当社ならではの特徴を出したいという思いでした」(田村社長)
 現在、5色刷りと通常の4色刷りとの差がわかるような印刷見本を作成する準備を進めている。「お客様がこんなに違うのかと理解できるサンプルを提示できれば、お客様の選択肢が広がってくる」と田村社長。次は6色機の導入へ進みたい意向である。
 「三菱の印刷機械」に対しては「アフターサービスが良かったですね。それに社員の方が真面目だし、機械をよく知っています。機械自体の信頼性も高いです」と評価をいただいた。
 
LITHOPIA BT2-800SSS搭載の新型オフ輪用全自動刷版交換装置は、若草印刷に初めて導入された。
 また、同社には三菱重工の最新型のオフ輪用全自動刷版交換装置が搭載されている。
 「24時間稼働していますので、少しでも労力を減らしたいということで導入しました。印刷機をロボットの様に全自動化していくための第1歩でもあると考えています。この装置には、当社の要請で“停止の減算カウンター”を搭載していますが、これは、正紙のカウント数が予め入力した必要印刷部数に到達すれば、機械が停止するという機能を持っていて、労力の軽減と損紙率の低減につながっています」 
 若草印刷では、平均35,000枚、最小ロットでは5,000枚くらいのものでもオフセット輪転機で印刷を行っている。当然、版替えが多くなる。こうした仕事の形態にオフ輪用全自動刷版交換装置は効果を発揮している。
 岡田 茂樹 統括生産管理部長もオフ輪用全自動刷版交換装置を評価する。
 「とにかく早いですね。10版を同時にやって約2分。むしろ仕事は忙しくなっているかもしれません。版交換がどんどんできてしまうので(笑)。また、版交換をしない時に装置が退避する構造もいいですね。インキが飛んでもかからないですから」
 雲藤 圭二 工場長も好印象だ。
 「1日に25回くらい版替えをします。約1時間に1回版替えをしている計算になります。ここに当社の生きる道があります。ですから、全自動刷版交換装置は絶対必要ですね。何より手のあいている時間に次の版のセットができるのがいいですね。印刷作業は、前ジョブの終了から次の印刷開始までに集中するので、事前に準備できることで、オペレータの負担が軽くなりました」
 

工場全体の予定組みを行う岡田 茂樹 統括生産管理部長。
 
24時間体制で稼働するDAIYAの菊全4色機と四六半裁4色機。

刷版室では、月産1万版を出力する2台のCTPシステムが稼働。CTP化率は99%。
 
印刷機も含め、品質管理を担当する、雲藤 圭二 工場長。