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| 書籍、商業印刷、マニュアルが1/3ずつというバランスを持つフクインの製品群。 |
「 まず、高精細印刷の歩みを簡単におさらいしておこう。一般的な175線のAMスクリーニングに対して、さまざまな印刷品質の向上をめざした高精細印刷の技術は、1970年に300線のAM高精細、83年にFMスクリーニングがドイツで開発され、90年代には日本でも試行錯誤が始まる。
フクインでも、実はフィルム製版時代から何度か高精細印刷への挑戦を行っていたという。AM300線、FMスクリーニングなど高精細印刷のテストを重ねていた。では当時の高精細印刷はどうだったのか。状況をよく知る吉川 晋 製造部長に伺った。
「高品質のカラーカタログなどでは、色校正のたびにジャギーやモアレ、網点が見えるなどの赤字が入ってきていましたので、AM300線、FMスクリーニングなどに挑戦したことがあります。しかし、当時はフィルム製版でしたので、網点を充分にコントロールしきれないため断念しました」
製造部 印刷グループ 古滝 聡リーダーも補足する。
「当時、当社にはさまざまなメーカーの印刷機がありましたが、その時点の印刷機のスペックレベルではFMスクリーニングなどの高精細印刷の品質は保証できないという判断をしていました」
同社が高精細印刷に再度取り組むには、プリプレスのデジタル化と信頼性の高いプレスの導入、そしてデジタルワークフローの構築による的確なデータコントロールを待つ必要があったのである。
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| CMSの中心となるプリプレスグループ(画像処理工程)。 |
1996年、同社は国内でも2、3番目という早い時期にCTPシステムを導入する。アナログ刷版は昨年2004年に全廃した。「新しいことを行うためには、古いことを引きずらない」と吉川部長が語る姿勢は同社の特徴だ。
さらに、1998年、三菱重工のDAIYA 305(菊全判5色機)と同時にMCCS(色調管理装置)が導入され、デジタルデータによるプレスコントロールを開始、ここからCMS(カラーマネージメントシステム)が構築されていく。当時の印象を藤原取締役は語る。
「色調管理装置が入っていなかったら、CMSをこんなに早くやろうと思っていなかったですね。プリプレスでどんなに頑張っても、最後の印刷機が安定していなかったら計算通りのものが印刷されません。川下が決まったから、CMSに取り組もうという逆からの発想でした。印刷現場に色調管理装置が入って、これは使えるということから始まったのですね。きっかけとして大きかったです」
そして、2000年、IGASで参考出品されていたフェアドット(Fairdot:大日本スクリーン)の品質に驚嘆したのをきっかけに、高精細印刷のテストを改めて開始した。その後、オーディオ・ビジュアル製品のカラーカタログに提案し、採用となり、ここからフクインのFMスクリーニング印刷は軌道に乗り始める。
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| 2種類のFMスクリーニングに対応する2台のCTPシステム。 |
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