東京文京区に本社を構えるフクイン。
“夢・未来へ”のコーポレート・スローガンが掲げられた社屋。

 2005年3月8日〜3月20日。東京・目黒のアートギャラリー「SPACE FORCE」。フォトグラファー、イラストレーター、画家、版画家、漫画家など総勢42人の多彩なアーティストによるポスター展『Drucksache』が開催された。フクインが主催した、このイベントは、イラストレーション、写真、絵画、漫画など幅広いジャンルのポスターすべてがCTP+FMスクリーニングによる高精細印刷で刷られたものであった。「new standard」と同社が胸を張る印刷技術で作られたポスターは、色や質感、雰囲気までも、本来のままに再表現され、来場者は会場に置かれたルーペでポスターを覗き、ドットの緻密さに驚きの声を上げていた。
 藤原取締役は、このイベント開催までの経緯をこう語る。
 「当社のスタッフがアートディレクターの高橋さんと話していた際、FMスクリーニング印刷に話題が及び、『あの再現力はすごい、イラストレーションを忠実に再現してくれる』と高い評価をいただきました。これをきっかけにして、FMスクリーニング印刷で何かできないかと高橋さんがイベントを企画しはじめたのが始まりです。世界的に著名なアーティストの方にも参加していただいて、42人の方ほとんどに作品を描き下ろし、撮り下ろしていただき、それをFMスクリ−ニングによる高精細印刷し、その印刷物を展示するという不思議なイベントになりました」
 その印刷技術は印刷業界関係の来場者だけでなく、一般来場者にも強くアピールしたようだ。なお、三菱重工も、このイベントを後援している。
 このイベント後の営業活動でも、FMスクリーニング印刷はかなりの反響を得ているそうで、「高品位印刷で付加価値の創造をアピールする」という同社の戦術が見事に功を奏している。
 現在、同社では高い再現力を要求されるオーディオ・ビジュアル製品のカタログや、高度な表現力を必要とする写真集などを中心に、高精細印刷の受注が着実に増加しているという。
 高精細印刷に取り組むようになった経緯について、技術的な課題などについて、さらに詳しく伺った。

 
2005年3月に開催されたフクイン主催のポスター展『Drucksache』。