デジタルワークフローの構築が進む中、CMS(カラーマネージメントシステム)は色の安定化や印刷物の標準化を進める意味で重要性が増している。しかし、実際にCMSに取り組み、これを自社の強みとするまでには、多くの課題が出てくる。CMSに挑戦を開始したが問題山積で呻吟している印刷会社も少なくないのではないだろうか。
 ダイヤモンド印刷株式会社は、本年1月に富士フィルム製のCTPと三菱重工のPPCサーバーを導入して、一挙にCMS体制を確立したが、CMS構築の準備は2002年の三菱重工のDAIYA 404(四六全判、4色機)と同時に導入した色調管理装置MCCSIIから始まっていた。つまり印刷機の安定化に最初に取り組み、達成の目途が立った時点で上流を合わせ込むという発想で、社内の意識改革など事前の周到な準備がCMS導入の基盤となっている。
 同社がCMS実用化を成功させた秘訣は何か。これからの経営はどうなっていくのか。ダイヤモンド印刷本社を訪れ、本松 弘成社長にお話を伺った。