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福山市内に位置するアスコン本社。
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「他社と同じことをやっていたら、追いつき追い越すことはできませんでした」と林社長は創業当時の思いを語る。
創業(1975年)当時、福山市周辺には100社ほどの印刷会社があったという。新しい会社がその市場に参入するのは大変難しかったであろうことは想像できる。林社長は、後発の印刷会社が、他社に追いつき、さらに他社を追い越すためにはどうしたらいいかを徹底して考え抜いた。その結論が、他社と違う個性の印刷会社を追求する戦略だった。
第一の戦略は、当時、地方でも少しずつ始まっていた「輪転機の導入」だった。同業社からは「地方で輪転機を入れても注文が集まらない」と忠告されたという。しかし、林社長はスピードとコストなど、輪転機がもつ優位性を同社の特色にしようと、その方針を変えなかった。
では、その輪転機で何を印刷するのか。部数が期待できるのは、「チラシか出版物」と林社長は対象となる印刷物を挙げた。どちらも印刷物の中心的な種目である。出版物は東京中心であることを考慮し、チラシを主力印刷物とする印刷会社をスタートさせた。第二の戦略は「チラシ印刷の高効率化」だった。チラシは週1回発行するため、定期的に受注できれば、印刷工場の効率が高まる。輪転機導入が効果を発揮してくる。 |

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