タンデムパーフェクターを導入した理由について深川社長は、コストダウンと短納期への対応を真っ先に挙げる。
 「コストと納期を非常に重視するというのは基本的なこと。単価が値下がりしていく中で、次の手を考えた時に、短納期対応には両面機しかないと考えました。印刷品質の面でも、タンデムパーフェクターなら十分に応えられるという感覚を得ました。」
 取材に同席いただいた野村和夫工場長も「10年前に比べると、今は納期が3分の1にまで短くなっています。とても片面機では要望に応えられないというのが実情です。両面印刷機については、擦れや乾きなどで少し不安はあったのですが、タンデムパーフェクターを実際に導入してみると、当初思っていた以上にスムーズに印刷できています」とのご感想。
 カタログのほか商業印刷全般を手がける同社は、タンデムパーフェクターの幅広い紙厚対応という特長をフルに活用するとともに、同社独自の印刷技術をベースに薄紙では四六半40kg、厚紙では0.25mmの用紙への全面毛抜き両面4色の印刷を行ない、同業者を驚かせた。
 「印刷機がもっているスペック以上の性能を引き出すのはオペレーターの『やる気』です。印刷機の性能を最大限引き出す工夫とノウハウの蓄積がなければ、われわれ中小企業は仕事の幅が広がりません。そういう点では、努力しています」
 野村工場長が語るように、薄紙・厚紙を高品質で両面印刷するタンデムパーフェクター DAIYA 308TPの性能と同社独自のノウハウ・技術力を武器に、受注拡大にむけた新たな挑戦を続ける。