印刷のデジタル化について、佐藤社長は、現在のテクノロジー偏重主義に異を唱える。
「デジタル化が叫ばれた当初は、明治時代から続いたアナログの印刷文化が崩れるはずがないと思う半面、必ずこれは来るなと感じていましたが、すぐには踏み切れませんでした。そして、デジタル化の大波が襲いかかってきて、当社もデジタル化に取り組みました。けれども生産ラインにどうデジタル化を取り込み、アナログとデジタルのバランスをどう取るかがわかっていなかったので、試行錯誤の連続でした」こうした中で、佐藤社長はデジタル化についても独自の考えをもった。
「ITのT、つまり、テクノロジーはどこの企業も同じように取り入れることができるわけですから、企業としての優位性を持続することが難しいのです。ところが、往々にして、そのテクノロジーだけに走ってしまいます。
本来は、I、つまり、インフォメーションの方に軸足を置くべきだったと思います。我々は表現することが仕事です。情報文化の価値に力点を置くべきです」 |
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こうした考えが酒田市内3万余戸に無料配付されるタウン誌である月刊『スプーン』など、独自の文化事業の展開につながっていく。 |

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