16年前に導入したDAIYA 3E-5が現在も快調に稼働。
企業として前進しつづけるゼンリンプリンテックスは、挑戦を止めない。平成13年11月30日にはISO9001と9002の認証を受けている。なぜ挑戦したのか。その理由を大迫社長はこう語る。
「顧客を第一に考える姿勢が社員のなかで希薄になっている点を感じたので、そこを高めるためにISOの9001と9002を全社員で勉強するのが一番早いと考えました。取得が目的ではなく、挑戦し、考えることが目的です」
お客様に満足してもらえるように、信用を得られるために取り組んだなかで知ったのは、働いている人は、アルバイトも、パートも全員同じ意識を持たなければならないということだった。500人という社内の人間が同じ意識を持つ作業は並大抵のことではない。一人ひとりのがんばり、一人ひとりの勉強がひとつになってISOの認証に結晶したと言える。
百雲常務取締役もISO推進室長として苦労を語る。
「ISOでは文書化が重要になってきますが、工場ではその辺に慣れておらず、苦労したようです。認証を受けても、決して100点満点でないということは認識しています。審査に来ていただいた方も定着するのに1年や1年半かかると言われました。今それを実感しています」
「住宅地図の印刷に関しては、三菱重工の印刷機しか使っていません。その耐久性と精度を高く評価しています」と語る百雲隆雄常務取締役 生産本部長 品質管理部長 ISO推進室長。
本年は「ISOの14000シリーズに挑戦したい」と大迫社長は次の目標を掲げる。これは環境がテーマの挑戦になる。
「社員全員が一丸となって、この地域が育ててくれたということを意識しながら感謝し、お返しをしながら、全員で考えていきたいと思います。そのためには、三菱重工をはじめとする機械メーカーにもご協力していただかなくてはいけないと思っています」と大迫社長は語る。
最後に今後の展望を伺った。大迫社長はこう語る。
「平成14年4月に10年目を迎えるなかで、住宅地図の印刷が約40%、一般商業印刷が約60%になり、年商100億円も見えてきました。これからは2005年の店頭公開を目指して、さらに前進をつづけていきます」
立ち止まらず、前を向きつづけ、常に顧客に新たな満足を提供したいと願うゼンリンプリンテックスの“善隣”主義は、常に進化しつづけている。