平成7年に導入したサイド・バイ・サイドの輪転印刷機。
ゼンリンの住宅地図は、一軒一軒居住者の名前が記載されており、日本全国をカバーしている。北は北海道から、南は沖縄まで、全国津々浦々を網羅する住宅地図は全国で約3065地区にも及ぶ。こうした住宅地図のすべてがゼンリンプリンテックスで印刷され、物流や交通、不動産、金融などの業界で活用され、日本全体の経済活動に役立っている。
ゼンリングループでは、この住宅地図の印刷をはじめ、業務用地図、道路地図、旅行ガイドブックなど出版物のほぼすべてにおいて、制作・製版・印刷・製本・配送の一貫生産を行っている。
ゼンリングループでは、この住宅地図以外にも、ゼンリンの貴重な経営資産である地図というデータを生かしながら、お客様のニーズに合わせてどう加工・企画し提供できるかを追求し、この一番の強みを生かそうとしている。オリジナル地図への展開である。
「例えば、インターチェンジ近くのハンバーガーショップが載っている地図を高速道路のサービスエリアに置くことを提案しました。インターを降りたときハンバーガーを食べたいお客様に持っていってもらえるわけです。また、自衛消防団マップというものも作っています。全国各地にボランティアによる自衛消防団の組織があります。その自衛消防団が活動する範囲の避難場所、集合場所などをすべて掲載したポケットマップです。阪神淡路大震災以降、防災に対する意識は非常に高まっています。こうしたニーズに応える製品です。このように、『えっ、そんな地図があるの?』という新しいものを全社で研究しています。
IT化が進んで、電子的な配信が進んでも、紙で見たい、紙でなければ安心できないという人々はたくさんいますし、持ち運びの問題もあります。紙の地図の需要は永久的に続くと思ってはいます」と大迫社長は語る。
また、平成9年からゼンリンが発行している“ラパン”は日本初の地図マガジンであり、北九州初の全国誌として注目を集めている。
一方で、住宅地図を作成するプロセスで作成したデジタルデータを生かし、カーナビゲーション用やパソコン用の電子地図も多彩な種類を作成している。
まさに地図ならゼンリンと誇れるラインナップである。