現在、一般商業印刷分野での活動は多岐にわたる。北九州市は、北九州工業地帯という地域柄、以前からわが国を代表する数多くの製造業が活躍していることで知られている。そのなかでもゼンリンプリンテックスは(株)TOTOなど著名なメーカー数社と、半世紀に及ぶ取引関係を維持し、カタログ、パンフレット、マニュアルといった販促資料や技術資料類から、会社案内、社内報、営業報告書などの広報宣伝関係の高品質・高付加価値印刷物を幅広く手がけてきた。
その過程で数々の印刷関連の技術開発を行っている。例えば“あじろ綴じ”という製本技術がそのひとつである。これは製本工程において、本の背に無数の切れ込みを施し、糊を塗布しやすくするための加工技術で、現在広く一般に知られている。
また、北九州市の広報誌においては、印刷にとどまらず、100万市民全世帯を対象にした配布管理にデータベースを導入した代行業務で大きな成果を得ている。このサービスは多くの企業の印刷・発送業務のアウトソーシング用途にも活用されている。
この他にも企業活動のなかで繰り返し使用される消耗品的な印刷物の需要に、一括大量生産とかんばん方式による短納期で対応できる小ロットの物流サービスで顧客の満足に応えている。これはリピート使用される印刷物を一括して大量生産し、倉庫で保管。注文に応じて全国へ配送するシステムである。現在、メーカー、金融、医療、小売など30社以上の企業や団体から、付加価値の高いサービスとして評価されている。
さらに平成7年には、地域有数のデパート、スーパーマーケット、量販店、その他小売店、不動産向けのチラシ印刷に進出するため、新工場の建設とともに三菱重工のオフセット輪転機2台を導入している。このオフセット輪転機は、サイド・バイ・サイドと呼ばれる2台を連結する機構を備え、16ページ物はもちろん、タブロイド版の12ページ物までも、一気に印刷・折加工を行うことができる、北九州地域では類のない最新鋭設備である。
| 大迫社長はオフセット輪転印刷機導入の効果について「オフ輪の世界は、価格競争が激しいので、大きな刺激になっています。どうしたらコストが抑えられるか。若い人たちが真剣に考えるようになっています」と語る。 |
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枚葉印刷機からオフセット輪転印刷機までを揃えたゼンリンプリンテックスは、製版・印刷・製本・物流までの機能をフルラインで行える総合印刷会社を志向し、着々とその体制を実現している。 |

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