佐野社長に、長年ご愛用いただいている三菱の印刷機械に対しての感想、ご意見を伺った。
「三菱の印刷機械は、耐久性のあるしっかりした機械だと感じています。音も静かで、メンテナンスさえきちんとしておけば、初期性能が10年以上続いてくれる機械です。菊全判4色機のDAIYA3Fはずっと調子がいいです。本当にノントラブルで来ています」
 ところで、平成9年に導入いただいたオフセット輪転機LITHOPIA BT2-800はどういう使い方をされているのだろうか。
「まれには100万部ということもありますけれど、あとは5〜10万部の印刷がほとんどですね。どちらかというと小ロットの印刷物を中心でやっています。大ロットは価格競争が激しく儲からない状況ですし、小ロットで数多くこなすということで、すべて専用のCTP出力を行って、印刷しています」と小島専務が使い方を説明する。
 このLITHOPIA BT2-800は導入以来4年間ノートラブルだという。オフセット輪転機は1台のため、万一に備えて外注を確保しているが、今までに一度も外注をしたことがないという。
 当社では4年間まったく一回もトラブルがなく、こんな不思議な機械があるのかなと思うくらい完璧に稼働しています。品質の上がりについても、いろいろなチラシが入ってきていますが、おそらく当社のオフ輪で印刷したものが、品質的には最高の出来だと思います。この4年間、品質が悪いとか上がりが悪いとかということでのクレームはまったくないですね
と小島専務が語る。
 平成12年には、三菱重工の四六全判5色機DAIYA405を導入した。この機械もトラブルもなく、良く稼働しているという。導入の理由について伺った。
「絶対量をそこまで増やせることが、東京や大阪の市場で営業をしていると可能だということですね。DAIYA405の仕事は、東京と大阪の仕事が90%で稼働しています。なぜ5色機かというと、他社にない機械を極力入れていこうということで導入したわけです。当社の場合は、菊四裁から、菊半裁、菊全、すべての機種に5色機を持っています。特色の対応も社内で全部こなせるようにしています。四六全判は、紙も大きく、ファンアウトの影響も受けやすいので、2回通すと見当が合わないことが出てきます。ですから、1パスで刷れるようにしているのが今の動きです」
 DAIYA405を入れるときも、1年くらい稼働しなくてもいいと思っていたという。しかし、予想が外れ、DAIYA405は稼働率が高く、フル稼働に近い状態だという。常に先を見据えた設備導入と、東京、大阪、高松間の効率的なネットワークが、新日本印刷の仕事を加速度的に増やしている表れである。

 
平成12年に導入したDAIYA405と、フル稼働しているDAIYAシリーズ。